レイプ…
彼女は話始めました。
私は13歳のときにレイプされたの。学校から帰る途中に男達に
連れて行かれたの。小屋に連れて行かれて手をしばられて。すっ
ごく痛かった。ほらこれがその時の痕。
彼女が見せてくれた傷は痛々しかった。
彼女は17歳。マニラで普通に高校に通う普通の女の子である。
男達は3人で、私のことを何回もレイプしたの。3日の間私は縛
られたまま。すごいいっぱい血が出たわ。そして縛られたまま男
達は私をおいて出て行ったの。誰もあんなところにこないから、
私はそのまま死ぬと思ったの。でも次の日、木を切る人がやって
きて私は助けられたの。でももうあんまり覚えていなかった。も
う意識があんまりはっきりしてなかったから。
男達はつかまったの?
モチロンつかまったわ。でもまだ生きてる。考えたくもないわ。
(フィリピンではレイプは死刑。もしくは終身刑に相当の重罪)
いまはだいじょうぶなの?
「もう忘れたわ。忘れるしかないでしょう!」と笑顔ではにかんだ
彼女はつらい過去を忘れるため田舎であるダバオ市からおばあさ
んが住むマニラに引っ越してきたのである。日本とは違いレイプ
されたこととかを隠すような国民性ではないのである。それを知
る男は酔っ払えば必ずそのことを口にし、近所で知らない人は絶
対にいないようなところなのである。加害者に対する配慮などな
いが、被害者に対してもあまりないのである。「あそこの子がレ
イプされたって!」 「あの子がレイプされたんだって!」と
必ず噂されるのである。それがイヤでマニラに出てきたのである
彼女の心の傷は、簡単には消えないに違いありません。
私は「いつでも話し相手になるよ」
としかいえませんでした…
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